当園は給食はなく、お弁当を持参していただきます。
お弁当を持参いただいている主な理由は、以下2点です。
①お弁当を通じた親子のコミュニケーション
②フードロス(残飯の廃棄)をなくすこと、および、子どもに食物を大切にする価値観を形成すること
①について:
幼少期の子どもにとって、親の存在は親が考えている以上に大きく、
親元を離れた幼稚園での生活は、気を張り、頑張って過ごしています。お弁当を通じてお母さん、お父さんを感じることで、お昼が心温まる、リラックスする時間になり、また午後、がんばる力になります。
当園は極力簡素なお弁当をお願いしており、夕飯の残り等で2~3品入れていただいているご家庭が多いですが、こどもはみんな、作ってもらったお弁当を嬉しそうに自慢しています。
②について:
給食では、少食の年少児から大食漢の年長児までいる中で、各々に適量を調整することは難しく、子どもは毎日、誰かしらが残したものが廃棄されている様子を見ることになります。
当園では、一教育機関として、環境問題がますます深刻化する時代を担っていく子どもたちに対し『食べるという行為は、他の生き物や植物の命を頂くことである』ということを日々の活動を通じて意識させると同時に、身近な大人として、フードロスを出さないよう努力する姿勢を見せていく必要があると考えています。
実際に当園ではフードロスは限りなくゼロに近い状況であり、子ども達はピカピカになったお弁当箱を誇らしげに見せてくれます